
77歳女性Yさん。脳梗塞で重度の半身麻痺(片麻痺)になってしまった方のリフォーマーピラティスによるリハビリ、KSP京都三条スタジオにて対応中。リフォーマーは世界中でよく知られていますが、元はリハビリのために生み出されたマシンですから、こういった本質的なリハビリをお求めの方たちに対してはまさにその本領発揮となります。
Yさんは1年間の病院でのリハビリに懸命に打ち込み、麻痺した手足の最低レベルの運動能力は回復。しかし歩くこともぎくしゃくして止まってるように見えるほどで速度が出ず、手も数百グラム程度のものすら掴むことも持ち上げることもできないなど、日常生活は極めて困難なものになり、普段は松葉杖を使用して親族の介助を受けながら毎日を過ごすことに。
病院での1年間のリハビリ(急性期→回復期)終了後は、慢性期対応として不自由な生活から脱却するために、自費で毎回15000円払うリハビリに、週3回、6ヶ月間通い続けるも、手足の動きの改善は一向に進まずじまいで虚しい日々を過ごしてこれらてました。
そのリハビリの様子を見続けてくれてたご友人(KSP京都三条メンバー様)が、そんな高額なのに中身が薄く効果が少ないリハビリを受けるよりもKSPに行ったらどう?と勧めてくれたのがキッカケでKSPに通うようになったのです。
初回体験レッスンでは、ご友人も付き添いで来てくれて見守ってる中、左の手足がほとんど動かせないため、あらゆる動作上で私(NoBU)が適宜介助しながら、多様な動きをゆっくりと行なっていただきました。
そして体験レッスンを終えた時、「あぁ〜気持ちいい〜!!こんなに血が身体中を巡ることを感じるなんていつぶりかな。全身ポカポカしててスキップしたくなってきました!」「今まで通ってたリハビリとはまったく違う。これだったら頑張れば歩けるようになりそう♪」と仰ってくれました。
KSPパーソナルトレーニングではこういった、多様な病気怪我などの治療や手術後のリハビリ(15〜85歳)を大変多く手がけており、こういったケースにはリフォーマーピラティスを用いて相当ハイレベルな対処を行なってきました。ゆえにこの方の身体面やメンタル面なども即座に深く理解することができて自由自在な対処が行えます。
当然ながらこういった高難度領域のテクニックを用いた指導をリフォーマーピラティスで行う場合は、解剖学・運動生理学的な観点から人体を深く正しく見て、そこから得た情報を元に、その方の人体に対して最高にフィッティングした運動を臨機応変・自由自在に提供していく能力、圧倒的な指導実績、自身の身体を限界領域まで鍛錬して身体の真理の法則を自身が深く体得理解しておくことなど、これらの条件をキチンと持ち合わせていることはとても大切です。
Yさんが通われるようになって以降、今まで行なってきた慢性期対応の高額なリハビリの内容をお聞きしましたが、立派な謳い文句とは裏腹に、その内容は実にお粗末なものでした。一言で言えばその内容は、視野が狭すぎる・・・ということに尽きると思います。当然、医療関係者の方たちもその点は認識しておられる方も多いでしょうが、医学・医療という法律の枠組みの中でがんじがらめになってしまい、素晴らしいものもあるけど、全般的には真理の法則からかなり脱線してしまってるなあと、医療関係者の方たちが行うリハビリを拝見するたび強く感じさせられることがよくあります。
現在Yさんは、今までの6ヶ月間の効果が何もなかったリハビリの期間は一体何だったのかと思えるほど、急激に体幹を中心とした全身運動能力を復活させつつあります。左側の手足もよく動くようになってきましたし、松葉杖に頼るケースもほぼ無くなっており、全身血流も大幅に向上してきて、毎回のレッスンではフーフー言いながら、うっすら汗を流しながらのレッスンをとても楽しまれています。
スキップして歩けるようになることが夢だと仰っていますが、今の調子でいけばそれは叶えられることでしょう。そのために今後もひたすら真理の法則に従った超本質的トレーニングでのサポートを継続していきます。