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本物は感化する

有名私立大学 野球部でピッチャーとして大活躍中のTさん、178cm 85kg、球速を150km後半から160km代にまで引き上げたいと初動負荷トレーニングに長いこと打ち込むも一向に成果が出てこず、色々探してKSPに。

初見で、日焼けしてガッシリとした体格とその全体を見渡して、高校時代から相当な活躍をしてきてる逸材かもしれないけど、まだこの凄い身体を60%程度しか使いこなせてないなと強く感じました。そして今までのトレーニングをお聞きしたところ、大学でのトレーニングは日本に古来よりある根性主義が色濃く残る効果がとても薄いもの、そしてもう一つは初動負荷トレーニング、この2つをメインに行ってきたとのこと。

その話や内容を確認して、やっぱりね!とシミジミ思いました。こんな薄くて奥行きが浅い内容のトレーニングではこの素晴らしいポテンシャルを持った身体を最高レベルでフルに使いこなせるまでに引き上げることはできないのですね。

日本のあらゆるスポーツ分野におけるトレーニングの世界は、海外先進国の本物系トレーニングと比較すると10年以上遅れています。解剖学・運動生理学を正確に用いてない、もしくは用いていても、その応用レベルが低すぎて話にならないということを、今までとても多くの人数の指導を通じて、身体レベルを見てきて、内容も聞いてきましたからよく分かるのです。

また指導者自身が自分の身体を高度な本物トレーニングで鍛えて限界レベルまで引き上げるということができてないケースが圧倒的に多くて、そういう低次元の身体レベルしか経験してなければ、当然高次元レベルの身体を維持している時の状態が理解できないため、薄っぺらい内容のトレーニングしか指導できないというのも遅れてる大きな理由の一つです。

まさに昭和時代に繰り返していた、正しい科学的知見を何ら持つことなく、ただやみくもに練習するだけの根性主義トレーニングをいまだに色濃く引きずっている、もしくは今の時代トレーニングには解剖学や科学が必要だとか言いつつも実際には応用がまったくなっていない、のどちらかが大多数を占めるわけでして、この点はいまだに大変残念だなと思うことがよくあります。

初動負荷トレーニングも、解剖学や運動生理学を正確に用いて正しい運動解析ができる方(自身の身体レベルが高次元レベルに到達していることは絶対必須)ならば、効果は極めて薄いということが分かります。KSPに通われてる方たちには過去に初動負荷トレーニングを行っていたという方がとても多いですが、結果は何も改善せずかえってバランスや体調を崩してしまったという方がとても多いことからも効果のほどが分かります。そういった方たちは、現在KSPでは劇的にといっていいほど健康面から運動面まで大きな向上を果たしており、皆さん口を揃えて初動負荷トレーニングがいかに効果がなかったのかがよくわかりますと仰っていただきます。

Tさんは本日より一般の方向けとは次元が違うKSP超高難度レッスンを開始しました。ただそれでもまだまだ身体レベルが低いので負荷は相当抑えており、プロ向けでもその中では最も初級向けといえる内容です。

そして本日途中、何度も思うように動けないこと度々で、汗だくになり、思わず唸ってしまって、遂には動きが鈍くなってくる・・・ということの繰り返しで、これが本物トレーニングなのかとシミジミ痛感して、初動負荷トレーニングがいかに浅かったかを肌身で実感されたようです。

そしてレッスン終了後、現在ドイツから一時帰国しているプロバレリーナAさんが取り組んでいるレッスン映像を見てもらったところ、心底驚き、こんなことはまだ自分はできない・・・同じ年齢なのにスゴい!!と苦笑。

私(NoBU)から見ると、Aさんのレベルはまさにスーパー壮絶レベル、これは目の当たりにすれば絶対に誰でも分かります。そしてTさんはというと、身体もパワーも一般人は遥か及ばない凄いレベルでAさんよりもガッシリしててゴツいけど、総合力ではAさんに遥か及ばない・・・というのが現時点での判定となります。

Tさんは本日で完全に目が覚めたようで俄然やる気が出てくると同時に、自分がどのようなトレーニングに打ち込めばいいのかもボンヤリながらも理解し始めました。

これからとことん厳しいトレーニング行いますから、おそらく半年経つ頃くらいから爆発的にレベルが引き上がってくると同時に、球速や制球力も大きく引き上がってくると思っています。

最近はスーパーアスリートたちが増えてきたおかげで、私自身も彼氏彼女たちを何とか最高レベルに導かないといけないという気持ちでいっぱいで、大きな責任とやりがいを日々感じて嬉しい限りの毎日です。